二十四節気の処暑を過ぎて身体が少しホッと一息。こんな時は夏の疲れも一気に出て来そうで、体に良いものを摂取したいところです。
そう思って買ってきたアボカド。ちゃんと選んで買ったつもりが包丁を入れたら…半分以上真っ黒でガッカリしました。そんな経験、ありませんか?
美味しく美しい黄緑色のアボカドを食すべく!アボカドについて調べてみました。
状態の良いアボカド選びと保存
アボカドの選び方は知ってます!表面は軽く弾力があって、色はチョコレート色が熟した証拠ですね!と思っていた私。
大事なポイントが抜けていたようです。
アボカドの選び方ポイント
選び方を整理してみましょう。
- 色は?→深緑から黒色で表面にツヤがあるものを選びましょう
- 弾力は?→軽く手のひら全体で握ったときに均等に弾力があるもの。表面の凹みなどは避けましょう
- ヘタは?→ヘタはなるべくついているものを選びます。ヘタのあった場所が黒ずんでいたり、ヘタと皮の間に隙間が出来ているものは要注意です!
ヘタ、見落としてました

追熟と保管の温度
まだ固かったり、緑色が浅い場合は追熟させます。その際の適温は20度がベスト!
5℃以下だと低温障害で黒くなる…
27℃を超えるような気温だと腐って黒くなる…
ちょうどよく熟したら袋に入れたまま冷蔵庫で追熟を止めます。長く冷蔵庫に入れておくとこちらもまた低温障害を起こす原因になりますので気を付けましょう!
切った後の変色を防ぐ
さて、状態のいいアボカドを買ってきた!いい状態で保存した!
食べる際の見た目も大事です。切ったあと少しの時間でどんどん変色していってしまいます。
アボカドはポリフェノールと酸化酵素が空気に触れることでメラニン色素が作られて黒くなります。
“空気に触れること”で黒くなるので、包丁を入れる前でもヘタの部分に空洞が出来ていれば変色が始まってしまうのです。
食べる際の栄養摂取には問題がないとは言え、やはりせっかくの綺麗な黄緑色の果肉。そのまま食べたいですよね。
変色を防ぐ方法をまとめました。
酢やレモン汁をかける
レモンをかけたり、酢水にくぐらせることで変色を防げます。バナナやリンゴでも同様に有効な方法ですね。
酸味や、酢の匂いがついてしまうのでそのあとのお料理によっては影響するのが難点ですね。
オリーブオイルを塗る
オリーブオイルを薄く表面で塗ります。ラップで密閉して冷蔵庫で保管します。
アボカドとオリーブオイルの相性がいいので、その後の調理にも使いやすいです。
玉ねぎと一緒に保存する
玉ねぎを細かく刻んで密閉容器の中にアボカドと一緒に保存します。玉ねぎの物質が変色を防ぐので、切り落とし部分を上手に利用してもいいですね。
電子レンジで少し加熱する
変色させる理由である酵素を壊してしまう方法です。1/2に切って、ラップをしない状態で10秒から20秒ほど加熱します。
これはすごいですね。レンジさえあれば何も用意しなくていい楽な方法です。これは便利です!
冷凍保存する
冷凍する場合は皮をむいて一口大に切ってレモン汁をかけてラップなどで包んで冷凍します。
食べるときは冷蔵庫に半日くらい移して解凍します。冷凍後は鮮度も落ちてしまうのでそのまま食べるよりもディップやソースにして食べるのがおすすめです。
保存のポイントは密閉
空気になるべく触れさせないのが共通して言えるポイントです。半分に切って種が片方についている状態でしたらそのままピタっとつけて戻し、ラップできちんと密閉させるとよいです。
切ったときに黒い点や黒い筋は入っていても大丈夫?
半分に切ったときに見られる黒い筋や点は果肉自体が黄緑色なら大丈夫です。
アボカドのタネに栄養分を送るための維管束というパイプのようなものがその正体です。
果肉に比べると酸化しやすいために筋だけが黒く変色してしまいます。
害はありませんが、スジっぽい食感になり舌触りが悪くなってしまいます。追熟がうまくいっていない場合に維管束が変色する傾向があるようです。
腐った状態では、全体の変色に加えて匂いがするので食べるのを控えましょう。
まとめ
ギネスも認める世界一栄養価の高い果物、アボカド。
ビタミンEを豊富に含んでいて美容や健康を気にする女性が特に積極的にとりたい栄養素です。
ビタミンCと合わせるとさらに更に効果が期待できます!
夏の疲れた身体に、お肌の疲れにも効果をもたらして欲しいです!手軽に美味しく取り入れて健康的な毎日を過ごしましょう。
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