いよいよ2020年の年賀状受付が12/15日から開始されました!
年賀状離れや、年賀状終いもよく聞かれますが意外なアンケート結果を目にしました。若いビジネスパーソンの年賀状に対する意識がむしろ年配の人より高かったのです。
その反面、出す意欲はあっても書き慣れない年賀状に不安を覚える人も多いというのです。
仕事相手の年賀状をどう送るか、改めて確認してみました。
年賀状、社会人1年目や20代若手社員の意識が高い!

ぺんてるの年賀状に関するアンケ―トによると若い人でも3割は年賀状を出していました。
対象:全国で22歳~25歳(社会人経験1~3年目)男女550人
社会人1年目の年に年賀状を出す(出した)? → はい 30.2%
3割の人が出しているのですね!
また、別のアンケートでは2018年にビジネスパーソン1,000人を対象に調査。
名刺交換した相手に年賀状を送った方がいい?→ 20代の61.5% はい
これは50台ー60代を上回る結果になっていました。
SNS世代、告白も会社を辞めるのもメールやSNSというイメージがあったのでちょっと意外でした。思い込み、失礼しました。
年賀状書き方ポイント

しかし、若い方の中には年賀状を出す意識は高いものの書き慣れない年賀状に不安を感じる人も多いようです。
家族や友達などプライベートならあまり気にしなくていいマナーも、さすがに相手が仕事関係ならこれは礼儀を尽くしたいものです。
復習の意味も含めて、仕事相手への年賀状の書き方をまとめてみました。
年賀状の構成
年賀状には頭尾や結語(拝啓…敬具など)や、時候の挨拶は必要ありません。
賀詞を用いて新しい年を祝う言葉を書いて送るのが年賀状の基本です。
賀詞
- 迎春
- 謹賀新年
- 恭賀新年
- 謹んで新年のお慶びを申し上げます
- 謹んで新春の寿ぎを申し上げます
- 明けましておめでとうございます
目上の相手に失礼がなく、相手を選ばない表現が無難です。
表現が重複しないように気を付ける→恭賀新年とあけましておめでとうございますは併記しない
寿や賀正は略語とみなされるので気を付ける→1文字や2文字の言葉は避ける、もしくは「謹んで」「恭しく」という文字の入ったものなら失礼にあたりません。
添え書き
賀詞のあとには3つのポイントを入れるとまとまりやすいです。
- 旧年中のお礼
- 新年も変わらぬ付き合いを願う言葉
- 相手の健康や商売繁盛を願う言葉
昨年お世話になったお礼や感謝をコンパクトに記します。
縁起に気を付けて、不吉なことを連想させる忌言葉は使わないようにします。
(死、別、去、絶などです。×去年→昨年と置き換えるなど)
文章中の句読点も、句切る意味合いから避けて句切る際には空白を用います。
目上の人や、ビジネス上では縦書きの方がよいと言われています。
日付
年賀状の日付は元旦にすることが習慣となっていて、先方に届くのが元旦に間に合わなくても元旦の日付を書いても構わないとされています。
一月一日元旦など重複表現にならないように注意します。
宛名、表書き
縦書きで右から順に書きます。
- 住所
- 会社名
- 部署名
- 役職(肩書)
- 名前
会社名について株式会社を(株)と略するのは失礼にあたります。
会社に送る際は御中、個人名で送る場合は様と使い分けます。
役職自体が敬称なので課長様、部長様、社長様と重複しないように注意します。
ビジネス関社、どの範囲に送る?

日本ビジネスマナー協会の講師によると、
ビジネスでお世話になっている方はもちろん、過去からの取引が来年も続く方を中心に出すのが一般的です。
疎遠になった取引先との年賀状取引については悩ましいところですが、出し続けることが相手にとっても負担になる場合があるといいいます。
その場合は思い切ってやめる判断も必要とのこと。ただし、先方から年賀状が届いた場合にはきちんと年賀状のカタチで返信をすることで礼儀を欠かさないようにするのもポイントです。
会社の人には出す?
仕事相手への年賀状ですが、同じ会社の人にはどうでしょうか?
最近の傾向では「虚礼廃止」で、社内で年賀状を出すことを禁止している会社もあります。
会社の人に出すべきか悩んだ場合には、自分の勤めている会社ではどういう習慣があるのか部署の先輩に確認をした方がよさそうです。
年賀状引き受け開始日と元旦届くように出すには?
年賀状の受付は12月15日(日)から始まっています。
12月25日(水)までにポストに投函すると元旦に届けてもらえます。
出来るだけ元旦に届くようにするのが基本です。難しい場合でも先方企業の仕事はじめまでに届くように投函する方が好印象です。
まとめ
印刷した場合でもイラストの横などに直筆で一言メッセージを添えるなどひと手間で大きく印象が変わります。
沢山のルールやマナーがあって窮屈に感じられるかもしれませんが、だからこその個性の見せ所ですね!手書きの一言やデザインの選び方などちょっとした工夫が受け手にとっても嬉しいはずです。
インターネットの普及でメールやSNSなどに偏りがちな今だからこそ、節目節目で相手に感謝の気持ちやお礼を伝える事が互いの関係を深めるうえでも重要です。
悩み過ぎず大切な相手に自分の気持ちを伝える事を第一に新年のあいさつを送ってみましょう!