ぐるなびから今年の最新の“トレンド鍋”が9月に発表されていました。
ノミネートされていたのは「台湾鍋」「チーズ鍋」「発酵鍋」「ひつじ鍋」
このなかから見事にトレンドになったのが聞きなれない「発酵鍋」です!
どんな鍋なのか!?今年“来る!!”と言われている鍋について調べてみました。
トレンド発酵鍋とは
発酵食品として思い浮かぶのはだいたい味噌、キムチ、チーズ、甘酒、納豆、ヨーグルトでしょうか。
これら、発酵食品を具材やつけダレにした鍋料理のことです!
近年は健康志向の高まりからも発酵食品は注目が高まっています。
ぐるなびのホームページによると→2019年版「トレンド鍋®」は “発酵鍋”
- 納豆やチーズの総消費量が2018年には過去最高を記録した
- ぐるなびのビックデータを活用した食のトレンドでも“発酵”検索がここ2年で4.5倍に!!
- 発酵鍋への関心がとても高い!(特に40代女性すごい!)
発酵鍋の材料を見ると、家庭にあるものが多かったり買いやすいものが多いので増税後のお財布にも安心感がトレンド化の後押しをする面もあるかもしれませんね。
発酵鍋の健康効果
発酵食品は、腸の働きを整えて風邪対策をはじめとした免疫力アップの効果が期待出来ます。
代謝を促すことによって美容や防寒等にも効果的です。
アツアツの鍋料理を頂きながら体温もあがり、代謝が促されることで体内でも脂肪が燃えやすくなり相乗効果が期待できそうです!
チーズとキムチのW発酵で免疫力アップ!
発酵鍋が体に良いなら、相乗効果を狙って複数の食材を用いたら更に体に良さそうですよね。
モランボンさんのホームページに、市販のスープを使ったレシピが乗っていてその鍋が絶対美味しそう!
カマンベールチーズ入りキムチチゲ
豚バラ肉と白菜の重ね鍋+キムチ鍋+チーズ鍋!?すべてが単独で美味しいものを合わせちゃってますね!
キムチ鍋のパンチを豚バラのコクと甘み&とろとろのカマンベールチーズで包み込むので辛いのが好きではない人も子どもも一緒に美味しく楽しめそうです!
白菜とバラ肉の重ねが面倒だったり、キムチ鍋の元が無くても、キムチをいっぱい入れた豚肉入りの鍋の真ん中にカマンベールをどんっ!と入れるだけでも…十分ですね♪
キムチとチーズの栄養効果
発酵食品のキムチ。乳酸菌が豊富です。
キムチの乳酸菌効果
- 大腸の調子を整える
- 大腸がんの予防
- 免疫力アップ
- 腸を整えて免疫力を保つ
- ビタミンB群や食物繊維が豊富
- 糖質や脂質の代謝を促す
こうして改めてみると凄いですね。
同じ乳酸菌でも、整腸というとヨーグルトのイメージが強いですが実は乳酸菌の量はハイ。
キムチ > ヨーグルト
それぞれ1gあたりの乳酸菌量はヨーグルトが6千万個に対してキムチは1億個!だとか。
そんなキムチにも欠点があります。それはカルシウムとタンパク質が不足しているのです。
そこでチーズを一緒に取ることで欠点を補いより健康的な摂取が狙えます。
【教えてもらう前と後】チーズ発酵鍋 (番組を見て追記)

発酵で満足してた私。いやいや、TVで紹介されていたチーズ発酵鍋はトリプル発酵でした!
さすが7年連続ミシュラン!プロの料理人は考えることは違いますね。旨味、コク、酸味など味の組み立て方が違うのでしょうね。
トリプル発酵
- 白みそ
- キムチ&白菜漬け
- カマンベールチーズ
めんつゆ1に対して、トマトジュース7:水3、ここに白みそを加えます!
出汁がふつふつしたら白菜の芯を中心に敷く。周りには鶏肉(もも肉とささみ)を入れる。
切ったカマンベールチーズを真ん中に乗せて、キムチと白菜漬けを周りに入れる。
蓋をして中火でにてひと煮立ち。
チーズが溶けたらめしあがれ♪
オリーブオイルをチョイ足しすると一気にイタリアンになると番組で絶賛してました。
鍋の〆はパスタで!
少し茹ですぎくらいにした太めのパスタをお鍋に入れて、残りの野菜を少し散らすと紹介されてました。
チーズが溶けたトマトスープが太めの麺に良く絡んで、〆というには勿体無いくらい立派な一品になっていました。
発酵のトリプルに加えて、トマトは旨味、白菜漬けも旨味として投入。
これは是非試してみたいですね~
発酵鍋3種(ぐるなび紹介)
トレンド鍋を発表したぐるなびでは発酵鍋グランプリのエントリーを募集中です。
トレンド鍋の発表時に、レシピ情報と共に栄養管理士として活躍されている柴田真希さん監修による3種類の鍋が紹介されました。
腸活!発酵ねばねば鍋
2018年の納豆市場は過去最高を更新。“粘り強い”人気の納豆をお鍋でたっぷりと摂取できる腸活鍋!
調味料である味噌も納豆も、大豆が原料の発酵食品。たんぱく質も豊富で女性に嬉しいイソフラボンも含まれています。
長芋やなめこなどネバネバの成分は、胃の粘膜の保護に役立ち、免疫強化などの効果が期待できるため、食べすぎになりがちなお鍋も安心。納豆はよくかき混ぜることによりネバネバ成分が増えて旨味も増します。加熱に弱いため、具材に火が通ってから最後に加えるようにしましょう。
納豆、なめこ、長いものネバネバ凄そうですね。加熱しすぎないのがポイントです。
納豆と豆腐がつくねにも練りこまれています!ふわふわなつくねが味噌バターなべつゆに合わない訳がないでね。
味噌バター味に長芋。ちょっと試してみたくなります。
菌活!たっぷりきのこのチーズ鍋
チーズティー、パネチキン、バスチー(バスク風チーズケーキ)など今年も止まらないチーズ人気。きのこと合わせた菌活鍋!
見た目にインパクトのあるクリームの中にはクリームチーズが入っています。メインの鶏肉は塩麹で揉み込んでいるのでとっても柔らか。たっぷり入れたきのこは菌そのものであり、チーズなどの発酵食品のエサとなる食物繊維も豊富に含まれています。これらの食材の整腸作用により、お肌の調子が良くなったり、風邪をひきにくくなるなどの効果も期待できます。
きのこ鍋なのでこれでもか!とたっぷり入れて食べたいです。菌活も健康維持のためには是非取り入れたい。
このクリームチーズが入った生クリーム…とにかく見た目に驚きますね。火を入れたら溶けて沈むからクリーミーな鍋つゆになるのでしょうか。
驚くべくは、この鍋の〆です!
つゆの一部を濾してたっぷりの卵と砂糖とバニラエッセンスを加えて鍋に戻し入れて…弱火で蓋をして15~17分…お菓子作りが好きな人なら何が出来るか想像つくかもしれませんね。
そうです!プリンが出来るというのです!そこにメープルシロップをかけて頂くと(笑)
いやー、全く味の想像が出来ない。しかもやってみるのにはね。
ちょっと勇気が必要かと(;^_^A
美活!甘酒しゃぶしゃぶ ヨーグルト味噌だれ・梅だれ
鍋の定番、しゃぶしゃぶはつけだれに発酵食品を使うことで今年風にアレンジ。2種類の発酵食品を組み合わせた“W発酵”で健康効果がアップした美活鍋!
発酵食品である甘酒をベースにしただし汁は、加熱に弱いためグツグツ煮立たせないことがポイント。甘酒には炭水化物や脂質などの分解を助けるビタミンB群や、腸内細菌のエサとなるオリゴ糖が含まれており、疲労回復や腸内環境を整えるなどの効果が期待できます。ヨーグルト×味噌、梅干し×酢を使ったW発酵食品のたれをかければ生きたままの菌をカラダに摂り入れる事ができます。
甘酒ベース、どんな甘酒を使うかで味わい、甘さが異なりそうです。当然麹の甘酒ですよね。
水と昆布でとった出汁に、沸騰して昆布を取り出したあと水と同量の甘酒と少しの塩を加えただし汁です。
2種類のつけダレはともにごま油が入っています。ヨーグルトと味噌、砂糖に白すりごまにごま油。
つけダレくらいなら試してみるのにあまりハードルが高くなくてチャレンジできそう…かな。
まとめ
鍋が美味しい季節になって来ました。この時期は居酒屋などの宴会コースにはほぼ鍋が付いて来ますよね。
外食産業でも今年のトレンド鍋を参考にメニューに反映されるのでしょうか。
家で温かくして、美味しく発酵鍋を取り入れて、寒さや風邪、インフルエンザに負けない健康的な食事をとりたいものです。
鍋は簡単に出来てお野菜もたくさん摂取できるし、冷蔵庫のお片付けにも役立つという作る側の利点も(笑)
今年も鍋料理、新しい組み合わせにチャレンジしてみたいと思います。
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