気温が急に下がり、一気に冬支度に向かっていますね。
突然ですがあなたのかかとはきれいですか?
夏の時期に素足にサンダル、紫外線を浴びたかかとチェックしてますか。
これからの季節は暖房、床暖などで乾燥して足裏のささくれや、ひび割れなどが起こりやすい季節です。
赤ちゃんのかかとは、柔らかくてつるつるなのに成長すると、どうしてこうなっちゃうのでしょうか!?
季節の変わり目、ケアして健康的な足元を保つために必要なことを調べました!
かかと荒れの主な原因は乾燥によるもの

足の裏、湿っていてむしろ夏場はべたべたするくらいだから乾燥とは無縁!
そう思っている人いませんか? はい、私です。
足裏に汗の腺があるので確かにたくさんの汗をかきます。ただし皮脂腺がないのです。
通常皮脂腺は皮膚表面の水分が蒸発するのを防ぐ役割があります。
しかしそれが無いために汗をかて水分だけがどんどん出ていき乾燥が進みんでしまうのです。
足の裏やかかとには、皮脂による保湿作用が期待できないのが乾燥の原因です。
ほかの乾燥の要因

皮脂腺が無いことだけが乾燥の原因なのでしょうか?実はほかにもかかとの環境や構造上でも乾燥の要因があるのです。
かかとへの刺激
立っている状態で足裏にかかる体重は、つま先に30% かかとに70%かかると言われています。
ただでさえこれだけの負担がかかっているのに、歩くことでさらに摩擦が生じ足に負担をかけます。
特にサイズが合っていない靴の中では、前後左右にずれてしまうのでかかとの周りにより影響を与えることに。
その刺激がかかとの荒れ、割れの原因にもなります。
夏の間の素足にサンダル。これも足へのダイレクトな刺激に加え、紫外線も荒れる要因になります。
意外と…足先からかかとまで日焼け止めクリーム塗るの忘れがちですよね。
足は新陳代謝が遅れやすく古い角質が溜まりやすい
ターンオーバーという言葉、聞いたことはありますか?
通常皮膚は生まれ変わると古い角質がはがれ落ちます。順調にはがれ落ちることによって新陳代謝が進み新しい皮膚になります。
そのサイクルをターンオーバーというのですが足、更にかかとにおいてはサイクルが長いのです。
部位や年齢によって差はありますが顔の皮膚で28日ほど。比べてかかとに関してはなんと120日とも!
それだけで角質が溜まりやすい環境にあるというのも納得ですね。
かかとの構造
新陳代謝が遅れがちな原因としてかかとの構造上の問題もあります。
かかとの構造は 骨があって、その下に丈夫な腱、体重を支える分厚い皮下脂肪、そして皮膚というように重なっています。
先述の通り、かかとは体重を支える場所です。そのかかとをガードするために皮下脂肪が厚くなっているのです!
皮下脂肪の中には毛細血管が通っていて、隅々まで栄養を届けてくれるはずなのですが、かかとの環境が過酷なために中を通る毛細血管が切れやすくなってしまいます。
毛細血管が切れやすいことで栄養を上手に届けられないということが起こります。
どんどん古い角質が溜まっていき、角質が厚くなり、ひび割れするという悪循環に陥ってしまうのです。
それに加えて足の先は心臓から一番遠いため、冷え性だと足の血流が滞ると水分や栄養が十分に行き渡らなくなってしまいます。
フットセルフィーで観察しよう!自分で出来る早期発見

まずは自分の足の裏、かかとの状態を確認することからははじめてみましょう!
日頃からお手入れをしている方は大丈夫として、見えにくい場所なのでついつい見過ごしてしまいがちです。
ユースキン社が2018年に行った調査結果にも現れています。
ふだんかかとケアをしていない人を対象に携帯やスマホで撮影して確認してもらったところ、約半数以上の人が「かかとのケアの必要性を感じた」との回答があったそうです。
かかとの乾燥や足の荒れに気が付くのにフットセルフィーは有効な手段と言えそうです!
フットセルフィーの仕方

1、【写真を撮る】かかとを中心に自分の足を撮影。画像を拡大してみる
2、【気付く】自覚していなかった足の荒れを見つける
3、【ケアする】重症化する前に効果的にケアを行う
保湿の仕方
オススメの保湿剤は「ビタミン配合タイプ」のクリームです。
保湿に加えて皮膚を柔らかくして血行を促進するという働きがあります。
「尿素配合タイプ」は角質を柔らかくする反面、割れたかかととっては刺激になるので注意が必要です。
正しい塗り方は?
やはり入浴後がオススメです。角質がしっかりと水分を含んだ状態に塗りこみます。
塗り込む量も大切です。適切な量は人差し指の第一関節までの量を片足目安とします。
試してみるとわかるのですが、だいぶべとべとする感覚です。
かかとを手のひらで包むようにしてあたためてマッサージしましょう。
正しくケアを続けていると、ひび割れに関しては数日で効果が表れてきます。
まずは日々のケアを試してみましょう。
ケアを試してみても改善しない場合は早めに皮膚科を受診しましょう。別の病気が潜んでいることもあります。
まとめ
暖房を使う季節になって足の乾燥が進むと、夏のダメージに加えてますますガサガサのガチガチになってしまうかもしれません。
見た目が気になるだけではなくて、放置しておくと痛みで歩けなくなったり、痛みが影響して高齢者の場合は転倒の原因になりかねません。
美しく健康的な足を目指し、まずは自分の足裏をじっくり観察することから始めましょう!
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